入隊式のその前3 どこに行くにもバディ以上行動

“ぼくらは駐屯地にいる間は厳しい規律が課される。

最初に覚えさせられることの一つに班行動がある。

例えば、食堂に行く、売店に行く、風呂に行く、外出をする、要は生活隊舎(寝泊りするところ)以外ではぼくらは常に班単位で行動しなければならない。それも隊列を組んでいなければならない。
隊列とは北朝鮮の軍隊の映像で見たこともあると思うけれど、マーチだ。
もちろんたったの数人なので、それほどの迫力はないのだけれど足並みを揃えて歩調をかけて歩かなければならない。

いちいち面倒くさい。

例えば、誰かが風呂に何かを置き忘れた時でも一人で取りに帰ることは許されない。ほかの誰かを誘っていかなければならない。
面目ないと思いながらも、そこはお互い様だろうという気持ちで、こちらも遠慮なく頼む。あちらも頼む。

そうすると、中には毎度毎度忘れ物をする様な人間が出てくる、そうするとまたこいつかっという空気感が流れる。
それでも、特に同じ班になった者は助け合っていかなければならない。

きっとそうすることで、助け合わなければ死んでしまうよっという精神を醸成しているのだと思う。”

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